Vol.46    ニュースの反応


    


痛ましい事件が後を絶たない。
目を、耳を覆いたくなるようなニュース報道。
これを子供たちに見せても、聞かせても、いいのだろうか?

いつも迷うのだけど、
子どもが小学生なら「隠してはおけない」と私は思う。
子どもの社会にも、いろいろ情報は飛び交うから。

もし見せるなら、ひとりで、じゃなく、親子で。
できるだけ冷静な「事実」を報道している番組がいい。
夕方のニュース番組かなあ。
コメンテーターが述べる意見はその憶測も含めて、
大人は、一つの見解として受け止める。
でも、子どもには刺激的すぎるかもしれない。
再現VTRも、犯人像を追求しすぎる報道も
子どもにはいらない、が私の意見。

その代わりに
母が、私が、どれほど心を痛めているかを語って聞かせたい。
被害者や犯人にも、親がいて、兄弟がいて、友達がいて
みんながどれほど悲しんでいるかを話してみよう。

犯人の孤独に触れ
あなたに友達がいなくなり、寂しくてやりきれなくなったとしても
親である私は、いつでもあなたの味方だし
「どんな時でもあなたは絶対に孤独ではない!」

普段、言うのは恥ずかしくても
悲しいニュースを前にして、心をこめて言ってみよう。

どんな年齢だって、心のこもった「言葉」は伝わるし、
誰にだって「心」は伝えなきゃ、伝わらないから・・・。

 



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